内容は、
弟・直貴のためを思って兄・剛志は強盗殺人の罪を犯してしまう。
そして獄中からは月に一度手紙が届く。
「強盗殺人犯の弟」の運命を背負った直貴は、世間の差別を受けながら生きていくことに。
いつか罪は償われるのか。
人の絆とは何か。
犯罪加害者の家族を真正面から描かれた作品です。
感想はというと、
もし、自分が弟・直貴の立場だったらどうか、またその周りの人間だったらどうか。
考えさせられました。
オススメ度☆☆☆です。
今回は他にも僕が読んだ東野圭吾さんオススメ作品を紹介します。
「時生」
◆内容◆
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。
どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。
過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。
◆感想◆
なかなか泣かさせました。
オススメ度☆☆☆☆です。
「白夜行」
◆内容◆
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。
容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。
被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。
二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。
息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。
◆感想◆
僕が東野圭吾さんのファンになった作品です。
特にラストが衝撃的です。
オススメ度☆☆☆☆☆です。
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